大塚勝久の新会社や現在の状況は?娘と和解できるのか?

最近再び話題の人となっている大塚勝久氏ですが、新会社「匠大塚」の状況や大塚勝久氏の現在の状況を調べてみました。娘(長女・大塚家具社長)との和解の最新情報も掲載しましたのでご覧ください。

目次

大塚勝久とはどんな人?大塚家具の親子の争いとは?

大塚勝久氏は1943年4月27日生まれですので、76歳になったばかりです。

大塚家具の創業者です。

父親が桐箪笥職人で、幼少期から仕事を手伝い、資金調達・販売・経理・税務 等の業務を一通り経験し、1969年26歳の時に、父が作った工房を基に社員24名で株式会社大塚家具センター(現 大塚家具)を創業しています。

出身地でもある埼玉県春日部市駅西口に春日部店を開店しました。

以降全国展開をし、積極的な広告宣伝及び店員が1対1で接客する独自の販売法で業容を拡大していきました。

しかし、その後は住宅需要の落ち込み、ニトリ・イケアといったライバル企業が台頭したこともあり業績が低迷していきます。

2009年長女の大塚久美子氏に社長職を譲り、自身は代表取締役会長に退きました。

ところが、2014年取締役会が社長の大塚久美子氏を解任、大塚勝久氏が代表取締役社長に復帰しました。

そして、前社長(久美子氏)側とみられる幹部に対する粛清人事、7億円に及ぶ広告宣伝費の積み増し、故郷春日部で5000坪に及ぶ土地を購入しました。

その後、社外取締役から経営における合理性の確保等の要望書が提出されました。

要望書提出の2週間後の取締役会において4対3で大塚勝久氏が敗れ、社長を解任され会長職専任となっています。そして、大塚久美子氏が再び社長職に復帰しました。

大塚勝久氏には、長女の大塚久美子氏を含め5人の子供がいます。

長男で取締役専務の大塚勝之氏は、父親である大塚勝久氏側とされますが、残りの次男・次女・三女は大塚久美子氏側とされています。

大塚勝久氏は、2015年2月に、長男である取締役専務の大塚勝之氏らと共に記者会見をし、長女である大塚久美子社長を批判し退任を求めています。

大塚久美子社長側の、次男・次女・三女の事を「何人かの悪い子供を作った」とも批判しています。

2015年2月26日 大塚久美子社長の記者会見の模様です。 ↓

父と娘が激しく・・・大塚家具“お家騒動” 娘は猛反撃(15/02/26)

2015年3月には株主総会に出席し、冒頭「クーデターで社長の座を追われた大塚でございます。まだ20年は社長をできると思う」と述べ、自身の社長復帰を求めています。

その時提出した”第5号議案”は否決され、総会終了時任期満了に伴い、代表取締役会長及び取締役を退任しました。

長男の大塚勝之取締役専務も退任し、大塚久美子氏側である次男の大塚雅之執行役員が取締役に昇格しています。

騒動の発端は経営方針の違いにあるようですが、家族間でお互いをけなしあう、まさしくお家騒動で家族が真っ二つに分断していたのですね。

当初は、仕事仲間に会うたびに長女の大塚久美子氏を自慢し、誕生日には店舗をオープンする等長女をかわいがっていたようですが、話し合いで解決できなかったのですかね?

大塚勝久の資産や年収がすごい!

以前都内の高級住宅でインタビュー取材を受けていたことがありますが、そこが自宅のようです。

大塚家具の創業者ですからかなりの資産を持っていることでしょう。

残念ながら資産についての明らかな情報はありませんが、2015年時点で年収(役員報酬)が2億1千万円とのことです。

これは全国102位ですので、かなりのお金持ちであることは間違いないですね。

大塚勝久の新会社「匠大塚」はどうなの?

大塚家具を去った大塚勝久氏は、2015年7月に長男の勝之氏らとともに”匠大塚株式会社”を設立しています。大塚勝久氏は代表取締役会長、勝之氏が代表取締役社長に就任しています。

2016年6月には春日部市の西武百貨店跡地に”匠大塚 春日部本店”をオープンし、家具小売業に復帰しています。フロア面積が約27,000㎡、東京ドームグラウンドの約2倍の面積です。

「匠大塚」のコンセプトは”家族3世代が笑顔になれるインテリアのテーマパーク”です。

「自身と身内で共有したらいかがですか。」と言いたくなるようなコンセプトですね。

そして、春日部本店は日本最大級のインテリアテーマパークのようです。

「匠大塚」は未上場のため詳細な企業情報は公表されていません。

しかし、大塚勝久氏が大塚家具から招聘し、「匠大塚」の役員に据えた側近の2名は早々に退任しています。

信用調査会社によると、2015~2016年度決算は営業赤字が続いているので、決して順風満帆とは言えないようです。

大塚勝久の現在は?娘(大塚久美子)と和解?

2019年4月27日、住友不動産青山通りビル1・2Fに「匠大塚青山」がオープンしました。

フロア面積約600㎡、渋谷駅から徒歩約6分のアクセスですから、かなりの投資と好立地条件ですね。

そしてオープンの前日、4月26日の新店舗内覧会に、白いスーツ姿の大塚久美子氏が花束を持ってお祝いに駆け付けたわけです。

二人が対面するのは、4年前お家騒動で決裂して以来となります。(本当であればですが)

大塚久美子氏は、自身らが立ち上げた家具業界団体の名誉会長就任を要請しています。

大塚勝久氏は「お祝いに来てくれてうれしい。業界のために協力を惜しまない」と前向きに受け止めた発言をしています。

外野の私が意見を述べるのも何ですが、「今までの茶番劇は何だったのか?」という気もします。

まさか今までの騒動が自作自演なんてことはないでしょうが、このまま和解しそうなので良かったですね。

血のつながった親子なんですから4年のブランクは感じないでしょうね。

大塚勝久についてのまとめ!

大塚勝久氏は、設立した「匠大塚」がそうであるように高級路線の経営手法です。

一方、娘の久美子氏はカジュアル路線の手法で大塚家具を経営しましたが、赤字続きのため中国資本の力を借りて再建を目指すことになりました。

「匠大塚」を設立以降も「娘とかちあった仕事はしていない」と話しています。

大塚家具を創業し、退任後「匠大塚」を設立するといった底知れぬパワーの持ち主だと思います。

まだまだ、今後もパワーを発揮し、良いニュースをもたらして頂けることを期待します。

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